とりあえずは、お店の中の紹介をしていきます。
自分でお店を始めるにあたり、こだわりたかったところは山盛りありますが、やはり椅子と鏡は最優先にこだわりました。
同じ椅子、同じ鏡、を並べることは私的に避けたかったので、ひとつひとつバランスを考えながら違うものを揃えていきました。
実際に座ってみて、座り心地が良いものを、と選んでいたら、5脚中4脚が、ハーマンミラー社のイームズデザインの椅子になりました。画像はそのうちの2つの、アームシェルチェアです。どちらも1960~70年代に作られたものです。
イームズのシェルチェアは、座面であるシェルと、ベースといわれる脚の部分が分割できて、何種類かあるベースと交換できます。画像のものはエッフェルベースといわれるもっとも有名なかたちの一つです。最近ではレプリカものも流通していて、このベースが一番人気があるのではないでしょうか。
実は画像のベースも、オリジナルではありません。かと言って、レプリカでもないんです。
禅問答みたいですが、では何かというと、ハーマンミラー・ジャパン社製なのです。1980年代製です。
オリジナルとどう違うかというと、日本人の体型に合わせて、オリジナルよりもベースが4センチ低く作られているんです。この4センチがミソなんです。
日本人、とくに一般的な日本人女性がオリジナルのベースに座ると、足が地面に着かなくて気持ち良く座ることができません。ハーマンミラー・ジャパン社のエッフェルベースなら、足が着くので快適なのです。
私も、オリジナルとハーマンミラー・ジャパン社のエッフェルベースを座り比べましたが、平均的な身長の男性ならハーマンミラー・ジャパン社の方が座りやすいと感じました。
そんなこだわりの椅子に、座りに来てくださいねー( ´ ▽ ` )ノ